オバマさんの選挙の時に、ついでに州の法律の選挙もあって、「ゲイの結婚禁止」にイエスかノーかという選択を投票したなのですが、わかりやすくいえば、ゲイは結婚できないという事になってしまったのです。つまりプロップ8について。なんですが。
かなり意外でした。
だってここはカリフォルニア州です。ユタとかサウスダコダとかではなりません。
サンフラン=ゲイのメッカもあり、LA=ゲイがブイブイ言わせてるウエスト・ハリウッドもボーイズ・タウンと呼ばれて、健在であります。なので、結果が結婚禁止と発表されたときは驚きました。
もちろん、私でさえ驚いたので、ゲイの人たちは怒り!でありましょう。
同性同士で結婚というのが、今ひとつ日本の人にはピンとこないと思います。
ゲイというと、日本では「おかま」。女装してオネエ言葉を使う人たち。
これははやり文化の違いで、アメリカではだいぶ違います。
もちろんそういうゲイ=クィーンもいます。オネエ言葉(そんな英語あるのかな?)で、フェミニンな歩き方、小指をたてて、ワインを飲む人もいます。そういう人の方がキャラが濃いので、目立つのは目立ちます。苦笑
でも普通の人も結構います。おとなしいゲイからうるさいゲイまで、いろいろです。
田舎にいけば別ですが、都会ではゲイが多い。別にそれが普通な環境です。
友達ばかりではありません、ファミリーだって。私の義理のおじさんもゲイです。
最近は親がゲイという人も結構います。だからといって、別に片親で育てられた人を差別したりしないように、ふーん、そうなんだ、というくらいです。
これは都会だからかもしれません。
アメリカは広いので、田舎に行ったらそうはいかないかも。日本人を見た事ない人もたくさんいるようなところに行ったら、ゲイの結婚なんて、信じられないと思うんでしょうね。
結婚=ファミリーを作る事だと思うんです。
別に好きでいっしょにいるだけだったら、男と女だって、結婚しなくてもいいと思います。でもファミリーを作りたい、家族としてのパートナーになりたいと思ったら、結婚します。
それと同じでゲイの人も一人の人と長くつきあったりするとファミリーを作りたいと思います。
子供ができなくても、できても、同じ気持ちだと思うんですよね。
私の周りで男女で、長くつきあってても、結婚してない人もたくさんいます。なぜ?と聞くと、別に子供も作らないし、お互いに経済的に自立してるし、今のままでいいと言います。
アメリカにはそういう人たちもいます。
だから、どっちにもチョイスがあっていいと思うんですよね。
アメリカですから。。。
で、あ、長くなっちゃった。まだ前書きのはずが。。。なんだかまじめになっちゃった。
ここで、やっとブログの本文開始。
ゲイの結婚禁止に反対のデモに行ってきました。
メンバーは、マットとリチャードと私。
私はラメのジャケットにラメの袋をさげ、しかるに「ディスコの発明者はゲイ」
だいぶオカド違いにも見えるが、まあ、見るからにしてゲイの味方だからいいだろうと、勝手な解釈。

友達のリチャードが車がないというので、ハリウッドのリチャードのアパートまで、マットと車で行き、そこから、初めて!!地下鉄にのって、ダウンタウンのシティーホールに直行。
チーム・リーダーはリチャード。なぜなら地下鉄に乗った事があるからという理由でリーダーに選ばれた。(私とマットから)
ハリウッドとウエスタンの地下鉄の入り口をおりて、券売機に直行。
はじめてなので、ドキドキ。チームリーダーが手伝ってくれる。
そうしてるうちに 彼らの友達、イアンにあう。彼も我々のテームに即、参加。
これで、メンバー全員が出そろった。
リチャード(ルールを守るまじめタイプ)
マット(楽しい事大好きタイプ)
私(同じく楽しい事好きタイプ)
イアン(やんちゃタイプ)

イアンは初めてあったのだが、見るからにロック・ミュージシャンでギタリストらしい。
そしてエルビスコステロの歌詞の書いた手書きのプラカードを持っていた。「今、急いで書いてきたんだよ〜」と言い訳をしながら、見せてくれた、それはギターのプロセッサーのはいっていた箱の裏に書いてあって、「箱はとっとかないと、返すかも知れないから〜」と。
そりゃ、表に書かなくてよかったね。裏だったら見えないもんね。
こういうのでも返せるというのがアメリカのすごいとこだと、改めて思う。
余談だがイアンの腕にはジミヘンの入れ墨。
左の腕にはオバマ当選の記念の入れ墨。(これはまじめなつもりが、みんなから○○タマに見えると言われていた)

地下鉄の電車が来て、一行は乗り込んだ。すでにプラカードを持った人がたくさんのっていて、あ、あなたも?君も?てな具合いで、会話がスタート。
ゲイとわかる人たちばかりではない、子供連れや、ストレートもいる。
お互いに写真をとったりして、楽しむ。
アメリカというのはデモといっても、日本のように惨めさや苦しめられいる人々をアピールするのは、だいぶ違う。同じ意見の人が集まって、確認し合うというような感じ。なので明るい。
ダウンタウンについたら、もうすごい人であふれ帰っていた。
タイムスの発表によると12000人でした。

プラカードと読むのも興味深い。
やはり自分の意見をちゃんと表現できる国だなと感心する。
ただ単に反対だけじゃないアメリカ人独特のユーモアにあふれたものたくさんあった。お互いのプラカードを読み合ったりするのも、楽しみのひとつ。
「つきあって20年(カップルがバッジをつけている)」
「ナイスガイなんて、もうたくさん」
「ストレートだけどゲイをサポートします」
「隣の人を愛せ(聖書から)」
「私は17歳。でも全部知ってるよ」
「宗教と法律をはなすべき」
「結婚って、すごくゲイじゃない?」
リチャードとマットがプラカードの言葉をミスってるのを探そうと言い出した。
そしたら、さっそくリチャードがイアンのカードのミス・スペリングを見つけて苦笑い。
ふたりは私に「イアンには内緒だよ。」と言った。(友達を傷つけたくないという配慮、やさしー)
一方のイアンは、そんな事はつゆ知らず能天気。
何をやってたかというと。
ちょっと高くなってる丘の上に移動しようということになり、そこは鉄格子のフェンスがあり、一カ所だけ壊れていて、幅が40センチくらいしかないので、やせた人しか通れない。
それでもそこに行こうとする人たちがそのまわりに集まってきて、通りぬけようと一人一人トライしていた。
マジ、太ってる人はだめであきらめて、戻る人もいた。我々は全員そこを通り抜ける事ができたので、内側にいたのだが、
そこで彼は何をやってたかというと。
その横に立ってて、「Yes!!! You can!」とオバマのスピーチをまねして通り抜けようとするひとひとりひとりを励ましていた。イアンのジョークに爆笑している人もいたが、太ってて入れない人は顔がひきつっていた。
ちょっと退屈してきたので、その丘からおりて(我々3人とも、その鉄格子は無事ぬけられた)群衆の中にはいっていった。
いろいろな人がスピーチをステージでやっていた。

チアーリーダーのグループが人間ピラミッドを作っていた。まだティーンエイジャーな子が健康的なお尻が半分くらい見えるショートパンツをはいてた。
チアリーダーたちを見て、楽しむお茶目なリーダー、リチャード。

それからマーチがはじまり、ダウンタウンを練り歩きました。
WHAT DO YOU WANT?
EQUAL RIGHTS !
WHEN DO YOU WANT ?
NOW!
しっかし、ものすごい日照り!
暑い!!!!
そのうちにイアンは「白人だから俺、日なた恐怖症だったんだ-」と言い出した、「サンブロックつけてるのに、これだぜ〜〜」見ると、首が真っ赤になってジミヘンの入れ墨とおなじくらい赤くなっていた。モヒカンも答えるらしく、帽子を取り出したり眼鏡をかえたりして忙しい。
しかしもう歩き出しているので、日陰がない。
ビルの陰にはいると、「ひえ〜ありがてえ〜!」と、とたんに元気。
途中でマイクで叫んでいるレズのおばちゃんから気にいられて、そのマイクをかりて、「what do you want?」と叫びだす。
そのうち、のどが乾いたと言って、いなくなる。(迷子)
リーダーのリチャードが心配して電話して探し出す。
列からはなれて、歩道でイアン待ち。
その間私とマットは女装のクイーンがいないね?と、キョロキョロしていた。
ほんとだ。ゲイの代表でいあるクイーンがいない。日頃はあんなに目立ちたがり屋なのに。
はやりクイーンは日光が苦手なんだ。
それか、メイクの時間が押して間に合わなかったか。。。。

1時間ほど行進したあと、 その人々はコーンフィールドという公園まで行くはずだった。。。
ところが、ダウンタウンのはずれまで行くと、人もまばらになり、Uターンをする人が後を立たない。
デモで行進している我々を見る人も少なくなり、誰もいないところを歩いても仕方がない+炎天下+のどが乾く。。。。と誰もが思い始めたのです。
それで人がバラバラになりはじめて、コーンフィールドについたときは人もほとんどいなくなっていました。
あっちゃーー
群衆であふれ帰っているはずの公園がガラーンとしてる。ステージも用意されてるのに、誰も何もやってにない。そこで待ってたマットの友人は「こんなホコリだらけのゴミためみたいなところに、誰が集まるのよ」と、皆怒っていた。
ゲイはひなたと、そしてホコリもきらいだ。
我々は日陰を探して、ちょっと休憩して、、、そしてUターン。
帰り道に、マットが「いくらホコリっぽくても、マドンナでもくれば盛り上がったのにね。」と言ってた。ただちょっと前にやった彼女のコンサートは会場で2時間半待たせたらしく、イアンが「いくらマドンナでも2時間半マチは、ないんじゃねえ〜の?スティービーワンダーだったらわかるけど。目がみえないからな」とまた、妙に納得できる事を言っていた。
そんなわけで、12000人も集まったのに、最終地点はちょっと寂しい結果となり、おまけにカリフォルニアの大火事をかさなって、ミディアの盛り上がりもイマイチだった。
私も帰りは火事の影響で目がいたくなり、(煙が空の一部に見えるくらいすごい)燃える匂いもしました。
長くなりましたが、これで終わります。
L*
最近のコメント