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アレキサンダー・マックィーン

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彼は言いました。

「安全にやろうとする事が、危険な事だと思うよ。じゃないと、カシミアのスーツの中で迷子になっちゃう」

すんばらしい言葉です〜。
今の彼のファッション業界の位置を表す、的確なお言葉!!

彼の今回2009秋冬のショーのテーマは「リサイクル」??
(どっかで、聞いた事あるにゃあ〜)
でも彼のはスケールがチガイマ〜ス。(と、なぜか、ヘンなガイジンにな〜る)

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セットは実際に彼が今まで使ったものを作り直し、ゴミの山のようにディスプレイしてあって、服のイメージもリサイクルっていうので、昔のデザイナーのシルエットをコピったり。(あ、これも聞いた事あるにゃん〜)

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しかし、ニューヨークタイムズでは、勇気とリスクのあるショーと言われてはいるものの、ここまでいっちゃう?というような辛口の感想も紹介されてて、
記事の面積(苦笑)を見てみるに、「こんな事をして、過去のデザイナーと敵対していいのか?」と、ネガティブな批評の割合いが多い。
昔のコレクションまで引き合いに出されて、馬の鞍がついた服とか角が生えたヘッドドレスなども女性を動物扱いしているとして、「前から女嫌いだった、、、」とか。
確かにフェチな匂いはするけど、(女性の体のオブジェ化)それだけで、評価するには、あまりに悲しい。

思いおこせば、何年か前にヴィクター&ロルフが服が全部黒のショーでモデル全員の顔を黒く塗った時も、黒人の人がその無神経さに怒った、って事もありました、、、。

まあ、人がそれを見てどう思うかはコントロールできないわけで、、、。

女性には女性の身体のオフジェ化と戦ってきたフェミニストの歴史があり、アメリカのブラックの人は奴隷制度に始まった人種差別と戦ってきた歴史があるわけで。
日本人にしたら、原爆の事なんかをファッション・ショーのイメージで使われたりしたら、やっぱり国をあげて、文句いうだろうし、ドイツに関してはナチの制服からインスパイアされました、なんて絶対タブーだしね。。。。。。

なんだかんだいって、ファッションというものはアートではないというのを、つくづく思い知らされますね。
そのバックには「会社」というものがあって、会社は物を売ると為の物で、ファッション・ショーというものは、その服を買って着る人たちの為のものなんですね。
だからと行ってポジティブな明るいものばかりでいいのかというとそうでもなく、ファッションはツイストしたダークな部分もすべてコマーシャルの中に取り込んでしまう恐ろしいものです。

怖いよ〜〜〜〜
L*

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コメント

深いっすわー。。勉強になります。。。

投稿: matsuo | 2009年3月19日 (木) 18時32分

ホント、嫌気がさしてくる時があります。テーラードスーツの構造と男の構造の比較がとてもおもしろいです。前に内ポケットに5ドル入ったぱっとしないジャケットがありまして、”オヌシやるな”と思いました。

投稿: J | 2009年3月20日 (金) 03時12分

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