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連載/瑪瑙ルンナ6

母は養女でした。
米屋のじいちゃんばあちゃんは、本当の親ではなく、実の両親は、ばあちゃんの姉夫婦だったのです。
それを聞いた時はちょっとショックでした。「自分のそばにいるじいちゃん、ばあちゃんは本当のじいちゃん、ばあちゃんじゃないんだ、、、、」と思って。
でも、その頃は戦争や病気などで片親になる事が、そんなに珍しくなく、世間一般でもよくあったみたいで、そういう題材をあつかった、継母ストーリーというのがポピュラーだったんですよ。時代の風潮っていうか、、、。なので、子供の自分はかえってそういう流行のストーリーの主人公になったみたいで、その感情にひたっていました。英語だと、ドラマ・クウィーンですね。

実際の話はですね、、。
実の祖父は妻が肺病で亡くなったので、5人いた子供を長男だけ手元に残し、あとは親戚中に養子、養女の出したのです。母の親戚は、絆がとても強く、養子、養女に出したといっても、皆でしょっちゅう集まっていたので、子供にとってそこまで残酷な事でもなかったように思います。
母は兄姉弟がバラバラになってしまったので、皆で遊べなくなったので、淋しかったとは言ってましたが、親を恨むというのは、なかったように思います。
私が小さい頃の記憶では、母の実兄や弟の所で頻繁に法事があり親戚中が20人くらい集まり、しょっちゅう、まあ、お食事会というか、飲めや歌えやの会合だったと思います。カラオケはまだありませんでしたけれど、長男がアコーディオンを弾いて、ばあちゃんや他の親戚のおいちゃんが歌ったり、麻雀をやったり花札をやったりしてました。もちろん、お金もかけてました。今でいう賭博ですね。(汗)でも、やってる時はものすごく盛り上がってました。


母の5人の兄妹を紹介します。
一番上の長男。
その頃は実父と同居していました。本家を継ぐとか、、、ま、そういう事です。
本家は敷地が大きく畑があって、その中に精米所や家畜の飼料の工場、養鶏所などがあり、今になってそれらを思い出す限り、本当の祖父も長男のおいちゃんもなかなかの実業家だっんですね。
本当の祖父はあまり子供と遊んだりしなかったので、あまり覚えていませんが、新しいものが好きで、子供の私からみると、なかなか文化的なおいちゃんでした。
そこには生まれて始めて見たものがたくさんありました。
たとえば、三面鏡。テープレコーダー。それからリビングに日本の画集などもおいてあり、それをこっそり、めくって「地獄絵」というものを始めてそこで見ました。子供にはかなり印象的なものでした。

その下の長女はもう結婚していたので、あまり交流はありませんでしたが、ものすごく美人で、商社の人と結婚し、神戸の芦屋の、当時出来た始めての「マンション」というところに住んでおり、(それまではアパートというものしか存在しなかった)うちの家族は、大阪万博の時に始めてそこにお邪魔したのですが、マンションとアパートとそんなに変わらなかったのを覚えています、、、、。
違いはエレベーターがあるかないかという事ぐらいでしょうかね、、、。自分の住んでいるところにエレベーターがある(つまりビルディングに住む)というのが、かなり画期的な未来的な時代でしたから。

そのおばちゃんはその後、病気になり、まもなく亡くなりした。
それ以後、ウチの家族とはまったく交流がなくなりました。

そして、次女の大阪の嫁いだおばちゃんも体が弱かったのを覚えています。二回結婚しました。

そして、母とその弟です。
ふたりは近いところに住んでいたせいもあって、とても仲がよかったです。
我々もしょっちゅう、そのおいちゃんの家にお邪魔してました。
カラーテレビがウチにはなかった時も、ここにおじゃまして、「サザエさん」を見せてもらったりしていたので、ウチよりリッチだったのは間違いないですね。

その家というのがカッコよかったです。門司港でも一番景色のいい丘のテッペンにあり、大正モダンでした。決して広い家ではありませんでしたが、庭は錦ゴイが泳ぎ、馬をつなぐ小屋がありました。玄関は横にスライドするものではなく、スイング式のドアで、そして中央にダイヤ型にくりぬいたステンドグラスの窓がついていて、玄関もタイルで六角形でした。
景色のよい居間は小さかったけれど、掘りごたつで、窓は出窓のフレンチ・ウインドウ、客間は日本間で、居間よりも広く、ふすまを挟んでふたつありました。床の間があり、そのに兜の見本が置いてありました。

その頃の日本の家というは、建て増しなどを繰り返し、日本式と洋風がまざりあって和洋折衷というような家があたりまえでした。
石原祐次郎やクレイジーキャッツなどの映画にもあるように、日本間に洋風家具なんてものも普通でしたから、今思えば、不思議ですけど、、、、。

あ、今回はなんか覚えてることをつらつら書くだけになってしまいました。
すみません、この辺できりがないので、やめます、、、、。突然ですが、さようなら。
L*

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